2024.09.17
「工場・倉庫が雨漏りする原因について知りたい」
「工場・倉庫の雨漏りを防ぐ対策方法を知りたい」
当記事は、このような悩みを持つ方に向けて書いています。
工場や倉庫では、雨漏りが発生して内部に侵入することがあります。
設備や製品に雨水が接触すると、破損して使い物にならなくなる可能性が高いです。
とくに大雨が続くときは雨漏りが発生しやすいため、対策方法の実施が必要です。
当記事では、工場・倉庫が雨漏りする原因から発生するリスク、対策方法まで詳しく解説します。
工場・倉庫が雨漏りするときは、以下のような3つの原因が考えられます。
それでは順番に説明します。
工場や倉庫の屋根は、長い期間が経過すると老朽化によって強度が下がります。
経年劣化が進むと屋根のひび割れが進み、雨漏りの原因となります。
工場や倉庫で使われている折板屋根の場合、耐用年数は約20〜30年です。
耐用年数を超過していると、徐々に破損しやすくなるのです。
どんな屋根材を利用していても、一定期間が過ぎると破損は進みます。
そのため雨漏りが発生したときは、屋根の老朽化が原因の1つとして考えられるでしょう。
屋根を固定しているボルトが腐食していると、隙間から雨水が侵入しやすくなります。
屋根のボルト部分は常に外面へ露出しているため、雨や紫外線などの影響を受けると腐食が進みます。
とくに波形スレートの屋根を利用している場合、ボルトの腐食やひび割れが発生しやすいです。
ボルトの腐食を防ぐには、定期的なメンテナンスをするようにしておきましょう。
コーキングとは、シリコンやウレタンなどを隙間に埋めて防水性を高める作業を指します。
工場や倉庫の屋根にもコーキングをおこないますが、こちらも経年劣化によるひび割れが発生しやすいです。
コーキングの経年劣化は見つけにくいため、専門の業者に点検してもらう必要があります。
このように屋根は経年劣化や腐食が発生しやすいので、定期的に問題がないかチェックするようにしましょう。
工場・倉庫が雨漏りすると、以下のようなリスクが発生します。
それでは詳しく解説します。
工場や倉庫には電気配線が通っているため、屋根が雨漏りすると漏電によって火災が発生する恐れがあります。
とくに火災発生が深夜になった場合、内部が全て破損する可能性が高いです。
もし火災が発生しなかったとしても、工場や倉庫にある製品が濡れてしまうと廃棄になってしまいます。
大きな損失によって事業継続も難しくなるので、漏電には十分に注意しなければいけません。
工場や倉庫には高額な設備があるため、雨漏りが発生すると故障してしまうケースもあります。
とくに精密機械を導入している場合、濡れると使い物にならなくなってしまいます。
もし設備の保証・保険に入っていなければ、生産性が低下して大きな被害額を出してしまうでしょう。
設備の入れ替えには高額な費用がかかるので、雨漏りには十分気をつけるようにしましょう。
工場や倉庫の屋根から雨漏りが発生すると、建物の木材からカビやサビが発生してしまいます。
腐食が進むと建物全体の破損につながるため、安定性が悪くなります。
木材だけでなく金属も腐食やサビが発生しやすいので、放置していると修理に高額な費用がかかる可能性が高いです。
工場や倉庫が雨漏りしたときは、すぐに対応する必要があります。
こちらでは、工場・倉庫が雨漏りしたときの緊急対応の方法について説明します。
大切な設備や備品を守るためにも、ぜひチェックしてください。
まずは雨漏りによって、水滴が落ちる部分にバケツを置いておきましょう。
大きめのバケツがあれば、床に雨水が落ちることを防げます。
また、床にタオルや新聞紙などを敷いておけば、雨水がはねて水しぶきが飛ぶことを防止できます。
ホームセンターには安価なバケツが販売されているため、雨漏りが発生したときは複数個を配置しておくようにしましょう。
工場や倉庫の屋根に登れるなら、ブルーシートで覆う方法も効果的です。
雨水の侵入を防げるようになるため、内部が雨漏りしなくなります。
ただし、強く固定していなければ、強風によってブルーシートが外れる可能性もあります。
さらに屋根上での作業は落下の危険があるので、十分注意したうえで作業をするようにしましょう。
雨漏りが発生している部分に防水テープを貼ることで、雨水の侵入を防げます。
防水テープは撥水性が高く、ヒビや穴に貼りやすいです。
ただし、テープは貼る箇所が濡れていると密着しないので、乾いているときに使うことをおすすめします。
また、あくまでも一時的な対応になるため、いつまでも雨漏りを防げるわけではありません。
雨漏りを本格的に改善するには、しっかりとした対策を行うようにしましょう。
工場・倉庫が雨漏りしたときは、以下のような対策方法があります。
それでは詳しく説明します。
工場や倉庫の屋根が雨漏りしているときは、塗装することで防げます。
ホームセンターには雨漏り防止用の専用塗料が販売されているため、破損している部分に塗っておけば雨水が侵入しなくなります。
ただし、経年劣化が進み本格的な破損をしている場合、屋根に塗装を施しても効果は発揮できません。
自身で対応が難しいと判断したときは、専門の業者に依頼するようにしましょう。
カバー工事とは、既存の屋根の上に新しい屋根を重ねる方法です。
屋根の張り替え作業には手間と時間がかかりますが、カバー工事なら負担は減ります。
また、断熱や防音といった効果も高いため、雨漏り防止以外にもメリットがあります。
ただし、カバー工事は屋根上で作業しなければいけないので、十分注意しながら行うようにしましょう。
葺き替え工事とは、現在の屋根を新しいものに取り替える方法です。
屋根全体を新しくできるため、老朽化の問題を解決できます。
注意点として、屋根の張り替えをするには建物の構造を把握しておく必要があります。
自身での対応が難しいと判断したときは、専門の業者に依頼するようにしましょう。
工場や倉庫の雨漏りを改善したいときは、専門の業者に依頼することをおすすめします。
外壁塗装に強い業者なら、屋根の状態をしっかりチェックしながら最適な対応を行ってくれます。
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今回は、工場・倉庫が雨漏りする原因から発生するリスク、対策方法まで詳しく解説しました。
雨漏りは屋根の老朽化やボルトの腐食、コーキング部分の劣化などによって発生します。
工場や倉庫から雨漏りが発生すると、漏電や設備の故障、カビ・サビの発生など危険な問題も多いです。
ぜひ当記事で紹介した対策方法を実施し、屋根の雨漏りを未然に防ぐようにしてください。
本格的な工事が必要なときは、専門の業者に相談することも検討しましょう。
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