「外壁や屋根の汚れが目立ってきた」と考えているお客様は外壁塗装・屋根塗装を行うことを検討されると思います。外壁塗装・屋根塗装は美観を整えるだけでなく、資産価値の維持や塗料の種類によっては建物内の温度上昇を低減させるなど、様々な効果を持ちます。外壁塗装・屋根塗装によって工場・倉庫を持つ企業にどのようなメリットがあるかをご紹介していきます。
メリット1
日光や雨などにより、建物を守る外壁や屋根は年数と共に徐々に劣化してしまいます。外壁や屋根に塗られた塗料の塗膜が層を張り、日光や雨から建物を守ってくれるので、工場・倉庫を長く維持するためには定期的なメンテナンスが必要になります。定期的に状態を確認することで、一度のメンテナンスコストが抑えられ、工場・倉庫が長く良い状態が保てるので資産価値の維持にもつながります。
メリット2
日本建築学会環境系論文集に掲載された論文によると、温度によって作業能力は低下すると発表しています。室内温度が25℃の時と27℃の時の作業効率を計算すると4.1%低下する結果となりました。また、2019年に行われた姫路市役所では7月〜8月の1ヶ月間、25℃で過ごすとどのような結果を得るのか実験を行いました。その結果、光熱費は1ヶ月で7万円増えましたが、残業代が4000万円削減できました。快適な室内温度に整えることで作業効率がUPし、残業代などの人件費が削減できます。
遮熱断熱効果のある塗料を屋根や外壁に塗布することで、夏場の温度上昇を抑え、冬場の温度低下を防いで作業効率を低下させることなく業務を行えます。また、遮熱断熱効果のある塗料を使用すれば電力の消費を抑えることもできます。
メリット3
外観が汚れていたり、色褪せているより、綺麗で清潔な方が信頼感や安心感を得やすいため、美観を整えることで、来訪した取引先やお客様に好印象を持ってもらえます。求人を行う際にも好印象を持たれやすいため、人手不足の解消に繋がることもあります。また、会社のロゴやコーポレートカラーを採用することで、企業のイメージ定着に役立ちます。
外壁・屋根に塗布された塗料の耐久年数は10〜15年程になります。その間に様々な原因によって劣化が進んでいきますが、特に劣化に繋がる原因となったいるのが、日光の紫外線や雨風と酸性雨になります。
日光の紫外線
日光の紫外線が外壁・屋根に塗布された塗料にダメージを与え、それが徐々に蓄積されるうちに塗膜が薄くなり、建物を守っていた効果が失われてしまいます。
雨風と酸性雨
雨風によって徐々に塗料の防水効果が失われ、やがて建物内部に侵入すると錆が発生するので雨漏りに繋がっていきます。また、ガスを排出している工場は、窒素酸化物や硫黄酸化物などが雨に溶け込んだ酸性雨の影響も受けやすいため注意が必要です。
年数が経過することによって紫外線や雨風や砂を受けた外壁・屋根に汚れが発生します。
紫外線や雨風を受け続けると徐々に塗膜が薄くなり、塗料が持っていた防水効果や保護効果、遮熱効果などが弱まっていきます。
塗料には色を発色させる顔料が含まれていますが、紫外線によってダメージを受け続けると、塗料が色褪せてしまいます。
色褪せが更に進行すると粉状になるチョーキング現象が発生します。チョーキングが起きている場所を指で触ると粉が付着します。
付着力が弱まり、塗膜が浮いてしまう劣化症状です。放置すると下地にダメージが入ってしまいます。
塗膜の浮きが進行すると、ボロボロと塗膜自体が剥がれてきてしまいます。この時点で既に塗料の役割を完全に失っています。
塗料による建物の保護機能が失われているため、雨水によって鉄部にサビが発生してしまいます。
サビを放置することで腐食が発生し、雨漏りに繋がります。建物自体の劣化も早まってしまうのでメンテナンスを早急に行いましょう。
クラック
外壁に発生するひび割れです。ひび割れた箇所から雨水が侵入してしまいます。
シーリングの割れ
経年劣化によってシーリングが劣化し、割れてしまい、雨水が内部に侵入します。
エフロレッセンス
コンクリートが劣化して内部に雨水が侵入するとカルシウムが溶けて外に押し出されてしまう症状です。
塗料は年数と共に徐々にその機能が失われてしまうため、適切な時期でのメンテナンスが必要になります。塗装の耐久年数は使用している塗料によっても異なりますが、およそ10〜15年ほどです。10年を超えている工場・倉庫で外壁・屋根に劣化症状が見られる場合は塗り替えを行いましょう。
塗料の種類 | 耐久年数(目安) | 塗料の特徴 |
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ウレタン塗料 | 5〜7年 | 安価だが耐久年数も短い塗料。 |
シリコン塗料 | 11〜15年 | 価格と性能のバランスが良い塗料。 |
フッ素塗料 | 15年以上 | コストは高いが耐久性に優れた塗料。 |
無機塗料 | 15年以上 | 耐久性が非常に優れ、次回の塗装工事までの期間を伸ばすことができる塗料。 |
塗料の機能 | 特徴 |
---|---|
遮熱機能 | 日光を反射する性質を持ち、建物の温度の上昇を抑制する効果を持つ。 |
防水機能 | 塗膜に柔軟性があり、ひび割れに合わせて伸びるため建物内部への雨水の侵入を防ぐ。 |
防汚機能 | 付着した汚れを自ら洗浄する効果を持つ。雨水によって洗浄される親水性塗料と紫外線によって汚れを分解する光触媒塗料がある。 |
防カビ機能 | 塗料に防カビ剤を配合することで、塗装面にカビや藻の発生を抑制する効果を持つ。 |
東海装建では遮熱機能だけでなく、断熱機能をあわせ持つ「遮熱断熱塗料」も導入しております。日光を反射する遮熱機能と、建物内部の温度を外に出さない断熱機能によって、「夏は涼しく冬は暖かい」を実現させています。省エネ効果により光熱費削減も行えます。遮熱断熱塗料についてはこちらで詳しく紹介しております。
遮熱断熱対策2022年4月に改正された大気汚染防止法により、アスベストへの取扱が更に厳しくなりました。事前調査、届出、作業基準などを守った上で作業を行う必要があり、違反者には3〜6ヶ月の懲役または30〜50万円の罰金が課せられます。しかし、アスベストに対して知識のない業者に頼んでしまうと届出などがきちんとされていなかったり、高圧洗浄をして飛散させてしまったりということが起こります。そうならないよう東海装建では、十分に注意を行いながらアスベストを含んでいる建材を使用されている際は3通りのやり方で対応しています。
取り外して新しい建材に変える
アスベストを含んだ外壁材・屋根材を削ると粉が飛散し、健康被害に繋がります。そのため、削るのではなく該当の外壁材・屋根材を取り外し、新しいものに変えるというのが一番安全です。
アスベストを残したまま重ね貼りを行う
アスベストを含んだ外壁材・屋根材をそのまま残し、上に新しいものを重ねて貼り付け、アスベストを塞いでしまうという方法です。
アスベストを残したまま上から塗装を行う
アスベストを含んだ外壁材・屋根材の上から塗料を塗布する方法です。アスベストを塗膜によって固定するため、空気中の飛散を防ぐことができます。
流れ1
お客様からご相談をいただきましたら、まず工場・倉庫がどのような状態なのかを判断するために劣化調査を行います。調査方法は目視での確認と、ドローンを使用した調査になります。東海装建では外壁診断士と雨漏り診断士の資格を持っているため、お客様の建物の状態を詳しく調査することができます。
流れ2
雨漏りを修繕されたい、遮熱断熱対策を行いたいなど、東海装建ではお客様に状況に合わせた最適なプランを計画し、お見積書を作成した上で内容のご説明を行っております。
流れ3
お見積もりの内容に問題がなければ工事の日程を計画します。東海装建はこれまで大手自動車メーカーなどの工場塗装の経験を持っているため、できるだけ業務に影響を与えないよう配慮した工事日程を組んでいます。
流れ4
大手自動車メーカーの安全衛生基本理念に則り、「安全な作業」「確実な作業」「熟練した作業」を遵守して作業を行っています。安全を第一として考え、無駄のない確実な作業で塗装工事を進めます。
流れ5
塗装工事完了後は入念なチェックにより問題なければお客様へ確認と報告業務に移ります。施工内容がわかる作業報告書と保証書のご提出も行います。工事完了後に何かございましたらご連絡ください。定期メンテナンスのプランもご用意しております。
東海装建は工場・倉庫の
塗装歴40年以上!